本気のスイッチを入れる~上弦の月~
真っ暗だった夜の空に、また月が少しづつ姿を表し始め、ちょうど半分のところまで成長した頃、それが上弦の月。

新月の頃に蒔いた種が、三日月の頃に輪郭を取り始め、養分を吸って、根っこを伸ばし、この上弦の月の時には、えいやっ!と地表に芽を出す時。

「いくよ!!!」と自分で殻を破って、出ていく時です。

地表と地面下には大きな隔たりがある。 今までいた場所とは全く違う、もう隠れられない世界。
芽を持ち上げ、硬い地表をぶち破るためには、勢いと勇気も必要となってきます。

「光が見たい、どうしても」という強い思いも必要になります。

本当の意味で、始まっていくのはここから。
準備期間はもう終わり。
実戦の始まりです。

だからこの時期には、「一歩」でいいから、自分を、行きたい方向に、「押し出す」ことをしてみましょう。

ちょっと勇気が必要で、ドキドキする方向。
何がその次に来るかわからないな、怖いな、失敗したらどうしよう、そんな風に思う方向。

集中力が高まっている時でもあります。
やりたいと思うことを先延ばしにせず、えいっとやってみるなら、上弦の月のエネルギーが味方をしてくれます。

勇気が出ない時には、太陽の光を、できるだけ朝の早い時間帯に浴びるようにしてみてください。
胸を大きく広げ、額から太陽の光を吸収し、それが身体中を満たすようなイメージで。

行きたいのに行けないケースの原因として、まだ根っこを十分に育て切っていなかったという可能性もあります。
その場合は、もう一度、しっかり下調べをして、現実案を立てるところもやってみてください。

だけど、時期が来たら、潔く一歩を踏み出すことは本当に大事です。
その一歩を踏み出さないと、永遠に地表には出れない。

地表に出なくてもいい、ここでぬくぬく暮らしとく、というのは残念ながら、自然界は許してはくれない。
地表に出ない種は、やがて朽ち果てていってしまう。

今期でなくてもいい。

光が見たくてどうしようもなくなった時が、芽吹く時。

その時が来たら、先のことは考えず、とにかく地表にエイッと出る。
その時が、上弦の月の時期じゃなくても構わない。

でも、上弦の月のエネルギーを取り入れると、勢いがつきやすいのです。


上弦の月の時期じゃないけど、上弦の月の勢いを借りたい時には、早起きと太陽の光を浴びるワークをぜひしてみてください。