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唐突ですが、私の髪は癖毛です。
私のことをご存知の方は、髪が結構しっかりカーリーなので、パーマをあてていると思われている方も多いかもしれません。
でも完全な地毛です。

今では、地毛のまま過ごしていますが、昔は、この自分の髪の毛がものすごいコンプレックスでした。
どれだけサラサラの髪の毛に憧れたことか。

ゴムや髪留めをつけても、すぐにスルッと抜けちゃうんだよね、という友人たちを心底羨ましいと思いながら、かたや私は、髪にすぐに絡まるゴムを解す日々。最後は、ペリッと髪が数本一緒にちぎれたりね。

始めてストレートパーマを当てた日の感動は今でも鮮明に覚えています。
(その当時はまだ縮毛矯正とかなかった)

風が吹いても、髪の毛が戻ってくる!!!のがすごく嬉しくて、(普段は戻ってこないの。広がったまま。)帰りの車の中で、窓を全開にして、風に髪をなびかせ、そして戻ってくるのを楽しんでいました。

1時間後にはもう戻ってこなくなったけど。笑

多感な学生の頃には、湿気があるとブワーッと膨らむ髪に手を焼き、登校の時には何者かわからないくらいにフード付きのカッパで完全防備し、雨が降るのを髪の毛で感知できるほどでした。

ストレートパーマが縮毛矯正に変わり、1ヶ月とかに一回行ってた気がする。

それでも縮毛は出てくるから(マシにはなるけど)使うシャンプーやリンスやコンディショナーにも気を使い、ブローも頑張ってた。ムースでガチガチに固めてた時もあったな。
涙ぐましい努力をしていたわけですよ。

そんな私が雷に打たれたように、呪縛が解けるきっかけになった出来事。


オーストラリアに移り住んで、何年目だったかな。

ご近所さんにサウスアフリカ出身の人がいて、その人の髪がめちゃくちゃカーリーでいつも爆発してた(ように私からは見えた)。
ある日、その彼女が、ヘアカットをしてきて、その爆発がなくなってたんです。

なんか、すごくスッとして小さい顔がより可愛く見えた。
だから、「素敵だね!」って言ったんです。

そうしたら、「私は私のブッシュ(森のこと。髪の毛のもじゃもじゃ爆発を表現している)が恋しい!!私はあのブッシュが好きなのよ!こんなの私じゃない」と返ってきた。

衝撃でした。

正直、髪の毛とか後ろで軽く束ねていたりする時の彼女の方が、素敵に見える、と私は思っていたけど、彼女の感覚は全く違ってた。

そして、そーいえば、彼女はいつも私が洗い髪のままでウロウロしていたら、よく「ゴージャス!!!」って褒めてくれてたことも思い出した。
彼女以外の近所の人にも同じように言われたことが何度かある。

濡れてる時はまだマシだけど、乾くと広がんのよ、だからこのままではいられないんだよねー、って私はその度に思ってた。

でも、本当にそーなのか???

それがダメだと思っているのは、このストリートで私だけではないのか???
私が今まで信じ、修正しようと日々頑張ってきたのは一体なんだったのか。

何を目指していたのか。

どんなに頑張っても、サラサラつるんの髪の毛にはなれないのに。
なれないものに憧れ、お金も時間も注ぎ込み、必死で私が隠してきたもの。

ないものを、果てしなく追い続ける旅。

それどころか、今あるものを恥さえする自分。
それに反し、生まれ持った自分の髪を全肯定し、自信満々に「私は私らしいこの自分が好きなの」と言い切る彼女の格好よさ。

そこから、徐々に徐々に呪縛がとけていった私。
今では、自分の髪の毛の特性のままで過ごせることが、めちゃくちゃ楽だし、カーリーでよかった、とさえ思う。

そのままだったら、やっぱりバッサバサだけど、カーリーであることを生かした手入れをすれば、いい感じにカールが出る。
私、この髪を好きで選んできたんだな、って心の底から納得がいく。

私に限らず、なぜか人は、自分にないものを、素敵だと思う傾向がある生き物。
足さなきゃ、って思ったり、修正しなきゃ、って思っちゃう。
だから、私のように、癖毛ボワボワを、無理やり、対局のストレートにしたくなっちゃう。

でも、素質を知って、それを認め、そして、それを生かすことで、今まであれほどコンプレックスでしかなかったものが、自分に与えられたギフトだったんだと気づく。

占星術のクラスをやっていると、生徒さんたちが、自分のコンプレックスでしかなかったものを、

  • 第一ステップとして、性質なんだ、と認め

  • 第二ステップとして、自分とは全く違うものになろうとしていたことに気づき、

  • 第三ステップとして、使い方間違えてただけやん、と気づき、

  • 第四ステップとして、この性質って、なかなかいいやん、と可能性に嬉しくなる。

  • 第五ステップとして、自分の使い方が上手になり、自分の個性を解放してあげれるようになる。

という過程を通過していくのを見ることになります。人によってはそれが劇的な変化だったりもします。

クラスの回が進む毎に、生徒さんたちの行動や発言が自由になり、顔がどんどん輝いていくんです。

自分っていいやん、ってどんどん生徒さんたちそれぞれの個性が際立ってくる。
それを見るたびに、思うんです。

人は自分の性質を、受け入れたところから、強く輝くようになる。

でも、受け入れるだけだとまだ不十分で、(この段階だと、人によっては、だから自分ってどうせ無理みたいな諦めに繋がってしまうこともある)

その性質を生かす喜びを知る、生かす工夫をする、ということもまたとても重要なステップなんですよね。
ありのままで生きる喜び。でもこの「ありのまま」は「そのまま」とは違う。

あなたが自分の欠点だと思っていることは何ですか?

実はそれこそが、あなたの最大の魅力に変わる種となるものですよ。
まずは、認め、そして上手に水を与え、土壌を適したものに整えて、
魅力の花、咲かせていきましょう♡