スティーブジョブズが夢中になった禅〜ビギナーズ・マインド

太陽が牡羊座に入った春分から、L`Ascendenteでは『占星術ベーシック講座』がスタート。
今回は10名の新しい生徒さん達と星の扉を開いていきます。

ライブクラスはYoky、予習動画はわたし（Kayo）のコンビで10ヶ月間伴奏しますが、何度も開催している講師の私達自身『ベーシックをする度に発見』があります。それも毎回違うレベルで。

牡羊座が太陽にいるシーズンに、皆さんとシェアしたいのは『ビギナーズ・マインド』という言葉です。

ビギナーズ・マインドとは、日本人には馴染みのある「初心」
目の前にあるものを、真っ新な目で見る準備ができている心の状態のこと。
言葉で書くと簡単だけど、これがなかなかどうして難しいのです。

その物事に精通すればするほど、人は目の前の出来事を、以前に見聞きしたり体験したことと紐付け、カテゴライズするように、そもそもプログラムされている生き物だから。

油断するとすぐに、「うん、それ知ってる、こういうことでしょ」って思っちゃう。
新鮮味を感じないから、退屈にさえ思ってしまいます。

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革新的なアイデアを世に出してきた Appleのスティーブ・ジョブズが大きな影響を受けた『禅』

オリジナルは1970年代に出版された書籍ですが、近年『禅・ビギナーズマインド』として新装発刊されたものがあります。

例えば「坐禅」を組むことは、作法としてはとてもシンプルなスタイルで、一見同じことの繰り返しのように見えますが、毎回まっさらな気持ち（『空』の状態とも言いますね）で向き合うことで、悟りへ近づいていく。

シンプルな「行」を実践することでスペースができ、意識が拡大していく。
Yogaなんかもそうじゃないでしょうか？　スキルを磨き続ける時には気づけなかったことが、シンプルに戻ることで見える。

スティーブ・ジョブズが、ハッとするようなアイデアを出してきたのは、最先端のテクノロジー、膨大な情報に囲まれながらも、ビギナーズ・マインドの視点を持っていたこと。その時間を意識的に作っていたからではないかと思うのです。

知っていましたか？
Macは「取り残されし人たちのためのコンピューター」、つまり、5歳の子供が見ただけで使えるコンピューターがコンセプト。自由度が高くワクワクする創造性を発揮できるのは、シンプルだから。卓越した専門性がベースのWindowsとは大きく違うところですよね。

本当のビギナーではなく、学びも経験もたくさん積んで上での「ビギナーズ・マインド」は、様々なハウツーやツールに囲まれている私達にとっても、情報に縛られず自由な心を持つ上でのヒントになるのではないでしょうか？

色々考えているのに、納得がいかず動けなくなったり、考えが縮こまってきたと感じたら、ぜひこの視点を思い出してみてください。情報量と、あなたな心は別の物です。

太陽星座が魚座のスティーブ・ジョブズが、禅の世界に惹かれるのはよく理解できますし、もう少し詳しく彼の出生図を読めば、牡羊座火星や、水瓶や双子の風の要素の強さが、彼らしさ、Appleのビジョンによく現れているように思います。

占星術ベーシック講座では、さまざまな著名人のチャート読みの中に、スティーブ・ジョブズも入っていますので、受講中の皆さんは、楽しみにしておいてくださいね！

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現在、私自身もビジネスを学び直していていますが、その中で出てくるのは、今までどこかで見聞きし、実践してきたと思っていた「すでに知ってる」ことばかり。

何の特効薬もないし、裏技もない。ものすごくベーシックなことだけを、これでもか、というほど目の前に突きつけられる。

その課題にいつもなら、

「これはこういうことでしょ」と優等生的に処理してしまうようなところも、初めて聞いたように、まっさらな気持ちでとことん真剣に取り組んでいく中で、とんでもない発見をいっぱいし、腹落ちしています。

今まで、私は何を見ていたのか。
わかっていた「つもり」だったのではないか。
表面的に「知っていた」だけではないのか。

今一度まっさらな気持ちで取り組むことによって、見えてくることの深さに、大袈裟でなく愕然としています。

そして思うのです、時代が変われど「ベーシックにこそ普遍」がある。雑念や情報が増えてきてきたと思ったら、シンプルにベーシックへ戻ること。

牡羊座のエネルギーを味方につけ、ビギナーズ・マイドで今取り組んでいることを、面白がってみてください。