空の太陽と月が重なる時。それが新月。

新月には願い事をすると叶いやすい、などとも言われ、新月の日には、願いことを書く、という習慣をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

*アセンデンテでも、毎新月ごとに、テーマに沿って潜在意識にアプローチしやすくなる「新月ワークシート」を、メルマガにてお届けしています。
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では、なぜ新月なのでしょう?
それは。。。

簡単に言うと、人生での使命や自己実現を表す「太陽」と、感情と日々の生活を受け持つ「月」が、ピッタリと重なるから。
その日は、月が太陽から直接「司令」を受け取る日だからです。

月は夜空でも他の天体よりも大きく、光も強い。
でも、月は自らは発光しない。
太陽からの光を反射することでしか、輝くことはできません。

その太陽の光を、一身に受けるタイミングが月の周期の中で2回あります。

1回目は新月。

2回目は満月。

どちらも光をいっぱい受ける時ではありますが、大きな違いがあります。

その違いとは、
新月では至近距離で光を受けることができ、
満月は、地球を挟んで、向かい合わせとなり、遠い場所で光を受ける。

例えるなら、新月が、舞台裏で内密に手渡される密書だとしたら、満月は、大舞台に立ち、観客を挟んで太陽というライトを一斉に浴びる、こんな感じでしょうか。

舞台裏で、今回の舞台ではこうやって表現していけよ、私たちが目指すのはここだからね、と、打ち合わせをしているイメージ。表からはまだ何も見えないけど、ここでその舞台の「意図」は始まっている。そんなところが新月です。

私たちは、意識するしないにかかわらず、お空で満ち欠けをする「月」の影響を多大に受けています。
もちろん人間だけでなく、動物や植物、生命を持つ地球上の全ては、自然体のバイオリズムとして、月の時計で動いているんです。

満月の夜には出産率が上がる、アクシデントが起きやすい、などは、昔からよく言われていますよね。
女性の生理の周期も、月の周期とリンクします。

私たちは、毎新月毎に、自然界のリズムと呼応し、「何か」の意図の種を植えている、ということになるわけです。

空から月の輝きが消える日。
太陽とピッタリと同じ場所で重なることで、月自身が太陽の光を一身に、地上に漏らすことなくまずは月自身が太陽の光で満たされる。

どんな「意図」を持った光で満たされるのか。
願い事をすること、意識を向けることで、その方向づけをすることができるのです。

ただ一つ、月の周期を使った願い事ワークをするにあたって、若干厄介な点として、月は「無意識」の領域に入ってこそ作用する、という特性があること。

つまり、めちゃくちゃ気合を入れて願い事をしても、潜在意識ではなく顕在意識を全開にしているがために、それは叶いにくいというパラドックスが起こります。

叶う願い事のワークとしてのおすすめは3つ

1、新月のその日に、「ふと」思ったこと、何気なく始めていたこと、目に止まったこと、そんなことを書き留めておく。
そこから発生する未来を、イメージしてみる。

2、たとえ顕在意識バリバリに使った願い事でも、潜在意識に浸透させる手段として、書くだけでなく、自分の中で、詳細に「イメージ」し、味わう。
*そのイメージを絵にしたり、色を使って書いたり、そのイメージの自分にとっての香りを嗅いだりするのもおすすめです。

3、書いたら、忘れる。
もしくは、絵や色などのイメージにした場合、ちらっと視界に入る場所に置いておく。香りなどの場合は、時々香らせる。

ぜひ、新月の日にはゆったりとした時間をとって、ここから育っていく「未来」に想いを馳せ、その周期における「方向づけ」をしてみる日にしてみてください。

(注)新月は、種まきの時と言われますが、「行動をスタートさせる」時ではありません。
お空の月が真っ暗で見えないように、気持ちはあってもまだ何をどうしていいのか見えていない状態の時でもあるからです。この日に「行動を」スタートさせるのではなく、意図を植える日にしてくださいね!

月のサイクルを使うことは、宇宙の流れを使うということ。

自然界の生きとし生けるものの、成長を、穏やかに、そして力強く、サポートし続けてくれている月の恩恵を、ぜひ、余すことなく受け取っていきましょう。