私たちが生まれ持った10天体。
これら10天体が「チーム」となって「私」という個人が構成されています。

一つ一つの天体に個性があって、それは時に矛盾することもありますが、チームで何かを動かしていくって、結局そういうことですよね。みんなそれぞれの意見があって、ぶつかる時は、ぶつかり合う。

だけど、相反する意見があるからこそ、物事を客観的にも見れるし、成長だってできる。
全ての天体は、愛おしい自分の中の一部です。

そんな天体たちは、私たちの人生の中で、「この時一番この天体の素質が伸びる」という、それぞれの天体の「成長期」というのがあります。

これを占星術では『天体の発達年齢領域』といいます。

最初からどの天体もを同時に認識できるわけではなく、その時に育つべき性質を受け持つ天体が育つ、ということなんですね。

例えば、感情や心落ち着く安心感、日常の生活習慣などを表す「月」という天体は、生まれたばかりの赤ちゃん(0歳)から、小学校に上がる頃くらいまで(7歳)に育まれます。

ちょうどこの頃は、お母さんの腕の中でぬくぬくと安心して眠り、自分の感情を素直に表現し、生活習慣も身につけていくところですよね。

その頃に、自分が生まれ持った「月」の性質を発達させ、そのフィルターを通して世界を見る。だから、その頃の自分はどんな子供だったかな?と考える時、月が位置するサインの性質が色濃く出てきたりします。

こうやってみていくと、自分が生きてきた歴史が紐解けたりするわけです。

占星術ベーシック講座』の中では、この発達年齢領域での自分掘り下げワークも、カリキュラムに入っていて、この作業がとても楽しく盛り上がります。

青春時代の、穴があったら入りたい恥ずかしい恋愛事情の数々、子供の頃に好きだったこと、突然変わった行動パターン。発達年齢領域だけで、『こんなに自分のこと見えちゃうのー、星のまんま生きてるやん』と衝撃を受ける瞬間でもあります。

今週もちょうどこの部分の講義がありました。
楽しく過去を検証し、未来もざっくり予測する時間にもなったわけなんですが、毎回、生徒さんたちが必ず口にするのは

「これ、もっと早くに知りたかったー!!!!!」

その天体が発達する年齢に、その特性がわかっていたら、もっとその部分を楽しめたし、強化できたのにと、思っちゃうんですよね。私もそうだったからめちゃくちゃわかる。笑

でも、発達年齢が過ぎるともう成長しないのか、っていうとそうではなくて、いつからだって気づいた時に、そこに戻って成長させればいい。

そうすれば、基盤は強くなっていくし、そこから開いていく未来もまた、力強くなっていく。
ぜひ、まだやったことない方は、天体の発達年齢での自分掘り下げワーク、してみることを強くお勧めします。

自分の天体がどのサインに入っているのかがわかれば、見ていけます。

以下に、天体の意味と、発達年齢領域を参考に記しておきます。

【月】感情・情緒・気分・バイオリズム
発達する年齢:0~7歳

【水星】思考・学び方・話し方・興味・コミュニケーション
発達する年齢:~15歳

【金星】趣味・楽しみ・喜び・愛し方・価値観
発達する年齢:~25歳

【太陽】自分の輝き方・自己表現・進む方向
発達する年齢:~35歳

【火星】欲求 情熱の方向・サバイバル・行動獲得力
発達する年齢:~45歳

【木星】人格・品格・生き方・拡大
発達する年齢:~55歳

【土星】自分の器を知る・人生の信頼・義務
発達する年齢:~70歳