水星の逆行。
トラブルの根元のような扱いを世の中では受けていて、物事がスムーズに進まなかったり、アクシデントや故障が続くと、何でもかんでも、「水星逆行してるんじゃない?」という会話も、あちこちで聞くようになりました。
それだけ占星術が一般的になってきた証拠でもあるんですが、このせいで、無駄に怖がっている人たちを生んでしまっているのも事実。
しかし、ここに、光を当てた人物がいます。
アメリカの占星術家のゲリー・カートンは、水星の逆行のパターンに注目し、その研究に半生を費やし、注目すべき理論をまとめ、発表しています。
その時代の特徴を掴んでいくときに、アウタープラネットの動きを見ていくのが一般的ですが、水星が逆行する「エレメント」を見ていくことでも、その年(時代)のテーマが見えてきたりするんですね。
水星の逆行にはパターンがあります。
主に一つのエレメントでの逆行を繰り返し、そして、次のエレメントへと移っていくのです。
例えば、2024年3月から2025年3月にかけては、主に『火のエレメント』で水星の逆行が起こります。
これは水星の分布図ですが、この割合が多いところが、逆行が起こる場所という見方ができます。
そうすると、『火のエレメント』に、ちょっと『土のエレメント』のエッセンスも加わる感じですよね。
これが、2025年3月から2026年4月にかけてどうなるかを見ていくと、『火と水』で混じり合うように逆行が起こっていることになります。
そして、それが、2026年4月から2027年4月になってくると、圧倒的に『水』が多くなります。
どうでしょう?
この図を見ているだけで、その年のストーリーが浮かび上がってくるようだと思いませんか?
解釈の仕方は、それぞれの占星術家の見解によって様々だと思いますが、どちらにしても、意識を向けるエレメントの偏りがその年ごとに変わってくるのは間違いないですよね。
そして、このエレメントの偏りのサイクルは、
火→水→風→土 と繰り返していきます。
火とは情熱だし、生きる活力そのもの。そして新しいものを開拓していく力。
その次には共感をして心で繋がっていく水が、人々の意識をつなげ、そして風でより実践的で手軽なものとして拡散していく。
最後に土でその形を整え着地させる。
そんなサイクルで、人知れず宇宙の舞台の裏側で、水星の逆行はお仕事してくれてる、と言えるのではないでしょうか。
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2024ー2025は、情熱を思い出す、自分の「好き」に火をつける、自分がこの世界にやってきた「使命」に心震わせる。未来に心躍らせる。そんなことをする時間を、水星の逆行の期間は与えてくれているのかもしれません。
自分の中の情熱が大きく強くなっていった時、それを元に、その次の年である2025年3月から2026年4月には水が強まり、人と繋がり、大きなムーブメントの基礎を作る。
火は始まりのエレメントでもあります。
2025年の前半までは、ここから始まる大きな流れの元となる、自分の中の「火」を見据え、ここまで作ってきた「土」の部分に違った角度から光を当てる。
そんな視点から水星逆行の宇宙がくれたプレゼント期間を、過ごしてみませんか?
今までとは違う過ごし方や、思いが繋がってきますよ。