輪郭を掴む ~三日月~
新月が終わり、3日ほどたった頃、月はうっすらと輪郭を表し始めます。

スイッチは入ったけど、まだどこに進めばいいのか、何をすればいいのかわからなかった新月の頃から少し落ち着き、まずは、自分がいる場所で、今何ができるか考え始める。

まだ薄明かりではあるけど、前ほど暗くない。
手探りだけど、光は見えてきた。
そんな感じのところです。

この時期は、新月に方向づけた意図を、行動に少しづつ変え、準備をしていくのに適しています。

やりたいことがあるのなら

  • そのことに関しての資料を調べてみる
  • 関連ある人にコンタクトをとってみる
  • 綿密な計画を立てる

など、新月に蒔いた「種」に、水や養分をやり、根っこを育てていくように、まずは水面下でその「意図」を育んでいく。ここで、どれだけ伸び伸びと根っこを生やすことができるのかによって、その「意図」がどこまで大きく成長できるのかも変わってきます。

難しく考えなくても大丈夫。
要は、気になったことをそのままにしておくのではなく、育てるのかどうかを見極め、 「育てたい!」と思うなら、養分をあげる。養分とは、そこに向かった興味をもう少し膨らませること。

例えば、「占星術が気になる」と思うなら、

  • コースはどんな種類があるんだろう
  • 費用はいくらくらいかかるのかな
  • どのくらいの時間のコミットが必要なんだろう
  • どんなカリキュラムがあるのかな

そんなことを、具体的に調べてみる。

そして、自分が実際に学ぶには、

  • 今の生活の何を変えることが必要なんだろう
  • それを習得した時の自分はどうなっているんだろう

というようなことも、考えてみる。

何事も、ぼんやりしたままでは、前に進むことはありません。
何らかの輪郭を掴むことによって、その夢や希望は、より現実化に近づく。
夢を広げ、色々と試してみる時期です。

三日月はさまざまな地方において、物事が始まり形を成し始める象徴とされ、願い事を叶えてくれる幸運の意味があるともされています。三日月のぽっかりとあいた口が、受け皿のようになって、願い事を受け止め、形にしてくれる。

でもこの時、『何となく』のままでは通じません。
形を作り始めた月は、もっとはっきり具体的に言ってもらわないと分からない、と冷ややかです。

スイッチを入れ、方向づけをするのは新月ですが、それが何であるのかが、少しづつぼんやりと輪郭を表し始めるのは三日月からです。

ここからもっとはっきりとした輪郭にしていくためにできること。
夢を形にするためにできることは、より具体的にイメージすることです。

具体的に調べ、夢に触れてみる。それができたら、三日月のぽっかり空いた受け皿にも、どんな願い事を入れればいいのかがわかりますよね。

あなたは、三日月に、どんな願い事を入れますか?